どうも!KAZUTOです!
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2019/12/necchusyou_face_boy3.png?w=728&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2019/12/necchusyou_face_boy2-1.png?w=728&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2020/04/アイコン-1.jpg?w=728&ssl=1)
運動することで頭が良くなる、というのが信じられない人(または信じたくない人)は割と多いかもしれないが、
結論から言うと
「運動をする」と「脳を鍛える」ことができます。
今回はそんな運動と脳の関係について解説します!!!
Contents
運動することの利点
記憶力を強化
長い間、神経科学の世界では
成人になるとニューロンが増加することはなく、逆に減っていく
ということが常識として考えられていました。
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2020/04/240_F_262920429_tWfMhZb2xVVWaOUtSKdgGMffjO9beoUO.jpg?resize=427%2C320&ssl=1)
しかし!
1990年代ごろからいくつものその常識を覆す実験結果が明らかになり
運動することで、記憶に関連する脳の領域である「海馬」でニューロンが新たに生まれること、
つまり
運動することで記憶力が良くなっていくこと
が判明しています。
既存の記憶を強化
そしてさらに運動をすると「海馬」という脳の領域だけでなく、
額のすぐ下にある脳領域である
「前頭前皮質」でも、その領域が拡大するなどの好影響を及ぼす、ことも判明しています。
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2020/04/240_F_312236856_v6mUa49oYMX9bLEIb4Qeuhr4iJT1BM3w.jpg?resize=303%2C404&ssl=1)
この「前頭前皮質」というのは
計画、意思決定、マルチタスクなどを含む「実行性認知機能」を担っており、
このような「海馬以外の脳領域」については、
新たなニューロンの発生よりも
既存のニューロンの間の接続の増加
による影響、つまり
既存の記憶の強化
による影響が強いと考えられています。
その他脳の認知機能のほとんどを強化
そしてさらに、
「運動すること」というのは「記憶力」だけにとどまらず、
「集中力」「読解力」「創造力」「ワーキングメモリ」などなど
多くの認知機能を同時に鍛える事もわかっています。
なぜ運動は脳に良いのか』
ここまで「運動することは頭にいいこと」であることを述べてきましたが
なぜそのような事が起こるのか、がわからないと納得できない!
という人もいるかもしれません。
そんな人のためにここからはその「理由」も紹介していきます。
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2020/04/240_F_77248161_YnDTbJV0rOnMDg0cUPbtYhJMNYGF18dQ.jpg?resize=447%2C298&ssl=1)
物質的理由
これらのニューロンの新生や結合の強化に関しては
脳由来神経栄養因子 通称BDNFと呼ばれるタンパク質が関係していると考えられており、
このBDNFと有酸素運動との関係について
クリック・エリクソンとアーサー・クレイマーがイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校で行った実験では
12カ月間の有酸素運動が、BDNFレベルの上昇を引き起こし、
さらに「海馬の拡大」 「記憶力の改善」につながったという結果が得られました。
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2020/04/240_F_104629891_omLtMgIZHB08HMa05XidaPfko2ly5Cxj.jpg?resize=449%2C299&ssl=1)
つまり、運動をすることはBDNFというタンパク質を作ることにつながり、
その結果として
海馬のニューロンが新生され、記憶力は良くなっていく
というわけです。
進化的理由
次に、生物的進化の過程を踏まえてこの理由を説明します。
我々人間は当たり前のように二足歩行をしているわけですが、
二足歩行するためには一本足でバランスを取る事ができる必要があります。
そしてその過程では全身の筋肉活動を調整し、バランスを取れるようになる必要もありますし、
さらには周囲の環境にも注意を払わないといけません。
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2020/04/240_F_217712849_MqXva8qA0XS9qmviJqgW6Uc2ZAd4YqVk.jpg?resize=469%2C311&ssl=1)
つまり二足歩行になるだけで、
脳には四足歩行の場合よりも「認知的負荷」が大きくかかります。
また
狩猟生活が始まった頃には、さらに脳に要求する認知機能が増えることになり、
例えば遠方まで狩にいくときには、周囲を見渡し自分がいる場所を確認する必要があります。
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2020/04/240_F_321157378_21ftxxbziclZ8QvmUGCGHmsQAcGEFYa8.jpg?resize=443%2C322&ssl=1)
そしてこのような「空間ナビゲーション」が必要とするのは「海馬」です。
そしてさらには食物の手がかりを得るためには視覚系、聴覚系からの情報も処理していく必要もありますし
また、いつどこで食物を手に入れらるか、というのも覚えておく必要があります。
このように「記憶」や、
この記憶情報をもとにして色々な意思決定を下したり計画するという「認知的負荷」が
「運動をすること」によって要請さるようになったわけです。
それ故に
「運動をすることは頭にいい」
ということになります。
「運動しながら頭を使う」ともっといい
ここまで述べてきたように「運動すること」は頭にいいわけですが、
実はその運動による効果をより高める方法があります。
それが
運動しながら頭を使う
なぜこれがいいのか、というと
それは理由のところでも紹介した通り、進化の過程では
たくさんの「認知的負荷」が脳にかかることになり、それ故に脳は進化してきたわけですが
これと同様に運動しながら「認知的負荷」を加えるとより脳を活性化できます。
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2020/04/240_F_225826242_Rt2XNdR6oOFGcnhk6FOnGQWAeaBt8x9Q.jpg?resize=321%2C321&ssl=1)
実際に認知能力を必要とするビデオゲームをプレイしながら運動すると、
運動だけ行った場合よりもBDNFの増加がより多くなるという報告もあります。
なのでみなさんも運動する機会があるときには
「1000から13ずつ引いていく」みたいなことを頭の中でやりながらランニングをする、などのようにしてみるといいです。
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2019/12/face_smile_man4.png?w=728&ssl=1)
な、なるほど。
「運動すること」と「脳」にはこんな関係があったんですね。。。
持久走大会なんて無駄なイベントとしか考えてなかったけどよくよく考えたらめっちゃ使えるイベントじゃないか、、
これからは体育の授業とか頭使いながら運動していきます!
![](https://i0.wp.com/syuutyuu.com/wp-content/uploads/2020/04/アイコン:笑顔-1.jpg?w=728&ssl=1)
「勉強頑張るマンほど運動できない」みたいな固定観念を持っている人が多いが、
実は「運動できる人ほど勉強できる」ということに注意するように!
それでは今回は以上だ!
運動すると頭がよくなるって聞いたんですけど本当ですか?
運動することと脳の関係ってなんですか?