どうも!KAZUTOです!
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単純な否定
まず
「不」「非」「無」
からなる単純な否定形を
3つ解説していきます。
不
この『不』は英語でいうところの
「not」と同じような働きを
漢文中ではしてくれます。
「沸」からさんずいを除いた
『弗』(読み方色々)も同様に使われます。
これらは
行動の否定(~しない)
と
状態の否定(~でない)
の意味を持っていると覚えましょう。
非
これはまた
『匪』についても同様に使われます。
これについては
状態の否定(~ではない)
しかないというのが
『不』との大きな違いです。
上記二つがごっちゃにならないように
注意してください。
無
これは一般に
物の存在の有無(~がない)
について使われます。
例文のように『心配』など
抽象的な物の存在についても使われます。
禁止形
ここからは
禁止形について解説していきます。
禁止形は句型としては以下の1つです。
禁止形では『勿』だけでなく
『無』『莫』『毋』でも
同様に成り立つので混同しないようにしましょう。
不可能をお表す否定形
不可能を表す否定形として
「可」「能」「得」
を用いる3種類があります。
微妙に意味が違いますが
その違いはあまり重要ではないのでとりあえずは
不可能の意味があること
を覚えるようにしましょう。
余裕があればその細かいニュアンスの
違いも覚えておくようにしてください。
可
これには
状況からみて~できない
というニュアンスがあります。
またこれには
禁止の用法(~してはならない)
もあるので注意しましょう。
能
これには
能力がなくて~できない
というニュアンス上がります。
得
これには
機会がなくて~できない
というニュアンスがあります。
繰り返しますがこの3つはとにかく初めは
不可能の意味
があることをとりあえずは覚えましょう。
微妙なニュアンスは
余裕があれば覚えましょう。
その他の否定形
ここからは紹介してきた
否定形以外の否定形を3つ紹介します。
あへテー[セ]ず
あゲテー[ス]べカラず
しからずンバ
『バ』を伴うことで
否定の仮定になる
ことに注意です。
以上が単純な否定と禁止の句型になります。
句型だけで覚えようとすると
記憶しづらく思い出しにくいので
例文を覚える
ようにすると良いです。
漢文において
否定の句型は頻出だから
これらはしっかりと
覚えておくように!
今回はこれで以上だ!
今回は漢文の句型のうち
否定・禁止を表す句型
について解説していきます!